6時に起床して、直ちに一人ヨーグルトだけの軽い朝食を取ってから出発する。3時間余りの睡眠だから在来線では寝て行こうと座ったがほとんど寝付けない。新幹線の待合でメール受信作業をして、小さいサンドど珈琲を買って乗車する。
一昨夜頂いた読者からのメールの返信を書きたいが時間が取れずにいた。のぞみの中で寝て行こうと考えていたが、寝付けない在来線の状況から、ブログを書き、その部分書きとして、メールの返信を書く工夫をした。
１時間10分掛けてやっと書き送る。それは概ね次のような内容であった。
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ご丁寧なメールをありがとうございました。
ブログでは嘘の気持ちは書かないよう心掛けております。それでも、様々なことから書けない時はその痕跡を、“わざと分からないように”して書いて自分だけには、痕跡をたどることができるように様々な工夫をしております。
それで、自分の内観と反省と、時には意見表明、そして老化防止と文章修行のために書いていますのでカウンターを設けておりませんが、数ヶ月前に、手間をかけてアクセス数を調べましたとこと何かと多くの方がご覧になっているようです。
今では読者の方々からの質問等にほとんどお答えできる時間がなく、講演会に参加して頂いたおりに口頭でお答えするのがやっとでございます。しかし、今回は何とか返信を書けないかと考えました。
そこで、ブログに載せる文章をメールとして書くことで、何とか省力化し、両立を図ることを考えました。
したがいまして、やがて本日のブログに部分的に載るかと思います。それが、意見表明ともなるかとも考えました次第でございます。
つい先日までは掲載が数日遅れであったものが、リアルタイムに近いほど、同時進行のブログでしたがここ数日、３軒訪問・来客が続き、ブログが遅れ気味でございます。
さて、7月8日のブログは、意見表明も強く意識して書きました。したがって、なるべく忠実に再現したつもりでした。そのため、偶然、ご本人の方に読んでいただくと恥ずかしいばかりではありますが少しでもご理解頂ければ幸いでございます。
どうも我々の業界は法律家であるべきが守られていない業界のようでございます。
私の処女作に関しては、丸写しされる著作権侵害を受けて、裁判直前まで行き、1年がかりで昨年和解した事件も同業の、有名な方でした。このことは、講演でもお話し税理士の方々に注意を促しております。
税務関係の雑誌等を見ておりましても、注記のない、あたかも自分のオリジナリティであるかのような記述の多いことに嘆かわしく思っております。
大学で論文を書くときの最初のマナーが守られていないのです。
『注記のない論文は論文にあらず、引用の明確でない論文もまた同じ。索引のない本は本にあらず・・・』なのです。
そう心掛けて先人の知恵を拝借し、紹介して敬意を表し、自分の業績と明確に区別した上で、読者の方々のお役に立てたいと存じます。
（中略）
さて、講演を見て頂ければ、小生の講演が、ただ読み、話すだけでないパフォーマンス講演であることがご理解頂けるかと存じます。
これは、書籍と同様、文字だけ、条文流し込みでなく図解や様々な工夫というパフォーマンスで理解しやすくすることにも通じております。
それ故に、ＣＤやＤＶＤで出回ることに注意している訳でもございます。
「のぞみ」車中にて、寝不足でまとまらないままですが、まずは返信させて頂きました。
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続いて、下旬に2回に亘って合計6時間行われる、名古屋大学の法科大学院での講演の打ち合わせメールを書く。すると東京に到着する。
丸の内オアゾの丸善で陳列具合をチェックすると近著は平積みになっていた、他の1冊は棚のみだった。ここでは月刊誌の中身を確認できるので、納得して「税経通信」8月号を買う。
続いて、丸の内線で霞ヶ関に向う。エレベータはあっても、反対側でそれを利用できない理不尽な経路で、重いキャスターバッグを持ち上げて日比谷公会堂を目指す。
東京税理士会の会員研修ではあるが、私は聴講券を持っているので、他の会の会員でも受講できる。２階席もほぼ埋まるほどの盛況である。全席で２０７４席だが、その8割超は埋まっているだろう。8月初旬という時期的ということと、不況のテーマに即しているから？
公会堂は、2階まではエレベーターがあるものの、2階席に相当する３階と、その中での階段にはスロープがない。しかし他の会の会員は2階席利用が原則なので、またも重いキャスターを持ち上げる。
午前は、太田先生の不況期の法人税特有の問題を横断的に扱ったテーマで、流石で、明解で、力強い。ただ、ここで、寝不足と疲労の溜まったこちらが、とうとう力尽きた。途中1時間ほど眠りについてしまった。
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12時に終了し、新橋方面に歩き、昨夜準備した9月18日の東京税理士会の認定研修での講演の広報を依頼する封書を投函し、第一ホテルの2階のバイキングで1時間半の時間をブログと昨日の講演御礼状など書いて過ごす。
2時に出て投函し、航空会館に一番乗りして、座席確保。ここでまた執筆とメールを書く。新幹線の中で書いたメールに早速返信を頂いた。しかも、ポイントを押さえた内容に加え講演会にも参加下さるとのことで、思わずノウハウをお伝えした。
ノウハウというものは、瓢箪から駒のようなもので、通常は非常識である。しかしSTLOWSの原則から考えれば、自ずと導かれると言えるのだが、人間中々そうは思えないところに、笑ってしまうのである。また、分かっていても、中々実行できない。だから「見える人から見れば、丸裸」で、次元が異なる世界観を有することになる。そしてそれは達人同士には見えて「おぬし出来るな！」と唸らせ共鳴させる。
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3時から、内閣府の片桐参事官の講演『株式会社企業再生支援機構法の使い方と他の企業再生手法との比較』を拝聴する。全国から金融機関や上場企業の社長らも含めた80名ほど参加者である。
2日前に原稿締め切りのあった、第1回目に続く原稿の締め切りは9月最初にくるのであるが、そこに取り上げる新たなテーマを思いつくことが出来た。
いの一番に質問をした。後半は、後藤弁護士による、同法の抜きん出た特徴についてお話を聞き、これも参考になった。
更に、再建方法の中に「弁済方法」を論じることがないとの指摘は、おお！と思う。
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休憩時間に電話してみると、年末の講演の依頼が既に入りだした。公的機関は早い。6時前に講演が終わって、後藤弁護士とその仲間と共に7人の侍達は、８階のレストランの呼び込み（空飛ぶステーキセット2800円）につられて懇親会を開催する。
8時過ぎだったかに終えて、新橋へ向う。はて、どうやって向ったら良いものやら迷って、結局、スイカで東京まで向かい、途中携帯で予約をこころみたが、どうも芳しくない。指定席が表示されないのだ。
新幹線窓口までたどりついてしまったが、ここでも分からず、有人窓口で乗車券と・・・結局は、静岡までの普通車指定席がない列車と分かって、自由席で9時過ぎのこだまに乗車。
仮眠を取るも、乗り越してはならないので、ウトウトである。熱海で伊東線に乗り換え、１０時１１分発して、小半時で終点の伊東着。１０時４０分頃だ。ここからタクシーでこれまた小半時、徐々に山に登る。
2年弱ぶりのピポクラティック・サナトリウムは、ゴルフ場の近くの小高い山の上にあるようだ。3420円のタクシー代金は勿論深夜割り増しだ。伊東の駅で乗った時は、運転手に「サナトリウム」と言うだけで分かるほど有名である。
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11時を過ぎていた。受付らしい受付も無く、当直の方が、部屋に荷物を運んでくれた。キャスターバッグを持ち上げて・・・・思わず「その取っ手は壊れていますから」と言いかけたが、恐らく絨毯に傷がつかないように・・・だろうと思って口を噤んだ。
部屋は、一昨年と異なり新館の方だったので美しいし、部屋にトイレがあるのが有難い。案内を読むとすでに風呂は10時で終わりになっている。汗まみれだから困った。
しかし、丁度部屋の向えが浴室なので、その表示を見てみると、掃除は日中とのことで、使えなくはないことから、入らせてもらうことにした。
体重を量ると77.1㎏であった。少なくとも72㎏までが目標で、あわよくば念願の69㎏・・・と考えるが無理はしなくても良い。
新館では露天風呂まである。貸切のような状態で入って、その後、ＷＢＳなどを鑑賞して、ウトウトしつつ荷物を若干整理すると忘れ物を発見した。がっくりした。部屋には歯ブラシがないので、荷物から探した。しかし歯磨き粉が不足するだろうから、忘れ物も含めて明日以降に買い足さねばならないだろう。
２時頃就寝したようだった。