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3日目+中国のサービス+NAC会計+豫園+世界一展望台+雑技団

昨朝に食べたホテルのビュッフェの食事は、これ以上ないほどの無愛想な受付のおばさんに比べれば今朝はましだった。

食事の内容は変わらずで、ソースの色が付いているけれど味気ない焼ソバを始めとして「う?」と首を捻る食事の多い中、目の前で焼いてくれる卵料理だけは、姿は私が作る程に下手で美しくないが、味はまあまあだった。

コックらしきお兄ちゃんの焼くフライパンの動きは、目玉焼きでも黄身が潰れてもお構いなし!

何より無愛想はいいとしても、白衣がコベコベに汚れているのは食欲減退を誘ってダイエット効果抜群だ。?。

今日は、その卵料理の前に2人の行列が出来ていた。私の前のイラン人のような男性は幾皿も注文するのである。恐らく家族の分を含んでのことだろう。

そうこうしている内に中国人らしき女性が列に加わって私の後ろに並ぶでもなくフライパンの近くに立った・・・・そしてイラン人のような方が終えた、その瞬間にその女性がオーダーを入れようとした。

しかし、それを遮って、無愛想で汚れた彼が何と「お待たせしました」とはっきり日本語で私に促してくれた。

このホテルで最初で最後の(?)感動のサービスだった!

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マイクロバスで初日に伺った上海名南の事務所に再び伺い、同社と提携や一部業務の合併をしたNAC国際会計の代表者の講演を聞く。色々な問題点が浮き彫りになり日本法人の情報が欠如する相互の関係性も理解できた。

ここまでは全員一緒だったが、これ以降は大きく3つのグループに分かれた。事務所ごと多く参加された事務所は単独でツアーに、横浜の先生は留まってビジネスのお話のつめ、そして私達は昼食は、このビルの1階の和食の店で、秋刀魚の定食などを6人で美味い美味いと食する。

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3日目の午後、当初、私は単独で2日目の万博見学を考えて切符まで手配していた。しかし有益な見応えのありそうなパビリオンの入館は数時間待ちを覚悟しなければならない。

天気予報が雨を伝えていたので、大雨が降れば行列が減った日本館に行くかと考えていたが、皮肉にも快晴が続く。今日も大行列に違いない。

160元の入場券を使用せず、市内観光に変更した。同じく万博見学を計画していたW先生は強行!W先生は年配なのに、1人でも行くと言う勇気と元気に脱帽だ。

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結局残った、関西組の残るお2人と私の3人でタクシーで豫園に観光し、迷路のようで、奇岩が配置された宮殿を見学する。ここでも無料お茶の説明の案内をされたが、もうコリゴリとばかり入らなかった。

門前町は押井守監督の『イノセンス』に登場するホクタンの都市のイメージで、3階建てほどの中華楼閣が連なる。事前に中井社長から情報を得ていたように最上階に登って小ロンポーを注文する。味がしっかりしていて美味しかった。

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7号路から入って猥雑な門前商店街をグルリと巡回し、円形後円墳を形づくるような軌跡を描いて歩き、元の通りの隣の通路である8号路に出てきた。

タクシーを拾おうとしていると、同じ日本人で団体からはぐれて迷子になった老人男性が「橋はどこ?」と声を掛けてきた。近くで橋と言えば、我々が知るのは豫園に向う園内の橋だけなので、それを教える。携帯は持っていらっしゃるのでその内に連絡が取れて大丈夫だろう。

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Y先生が付近に停まっていたタクシーに「森ビルまで」と聞くと「50元」と運転手に言われたため、高いので断った。観光客目当てで足元を見た値段だ。どう考えても20元は超えない距離だ。私も物価の感覚がやっと備わってきていた

流しのタクシーを拾うと、川の下のトンネルを通過して、昨夜のバスから夜景を見た森ビルの麓に到着する。

すると、間もなく別行動の米沢のT会計事務所のご一行と偶然にも再会した。女性3名を含む10名弱の一挙参加のこの事務所を案内するガイドさんに、個人客の切符売り場を聞いて貰って助かった。後で聞いて判ったが団体客は行列待ちで、この一行も一旦他を回ってから、再びやってきて見学となったそうだ。

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切符売り場の地下に行くと、行列が出来ていたが、どもそれは団体の入場待ちのようで、個人客はすんなりと買えた。さらに窓口嬢が万博の切符を持っていると10%引きになるというので、幸いにも本日入園を諦めた入場券を私は持っていたので、3人分をまとめて購入するラッキーに恵まれた。

492mの展望台は世界一という。エレベーターはこのビルには109基あるとか。
暗いエントランスの天井は巨大なデジタルのメートル表示でエレベーターの位置を知らせている。

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エレベーター内からは景色は見えないので電子音でピピピ・・・が連続して鳴り、上昇感を表現していたが、その音が昨日見た日本産業館の映像展示の音と同じであったのは意図的であったかどうか判らない。

途中に第二展望台があり、ここで乗換えトップへ向う。ガラス張りの展望台は足元も一部分だが、下が見える。隣の高層ビルがすぐ横で聳えることが却って高さを実感できる効果がある。

帰りに第二展望台で、売店があるのでみて回ると、予想通りビルの形が栓抜きに似ていることからの、お土産の栓抜きが売られていた。

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下りは3階で降ろされ、ショッピング店を通るようになっていて、コンビニでグリコの上海限定版の上海蟹味ポッキーをお土産に買う。これは妻が昔、グリコに勤めていたからついつい買ってしまったのだ。

豫園にも増して、ビルの下には時計売りが近寄ってきた。この時計売りについては『SEX&THE CITY2』の映画でも付いていかないことと注意されていた。明日以降も、見学や食事に立ち寄るつどにまつわりついてくるのには閉口する。

後でガイドの説明を聞いたところによれば、恐ろしいことに彼らの目的は販売ばかりでなく"スリ"もあるそうである。そうでなくとも蝿のようによってきて煩わしいので一喝して断る

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タクシーでホテルに戻り、1~2時間の休憩の間に明日のチェックアウトに向けて荷造りをする。6時過ぎから上海雑技団の鑑賞へマイクロバスに4人で向う。この中で相続税見直し業務の情報を聞くことができた。ところが・・・

時計売りの間をかいくぐって、劇場の前を通り過ぎ、隣の薄暗いビルの裏口に向う。皆が心配して新人のガイドに「本当に大丈夫?(本当に雑技団に行くの?)」と聞くも、彼女は薄っすらを笑うだけ。それが余計に不気味だ。

麻薬の密輸シンジケートに案内される感じというのは、きっとこんなんだろう・・・と思いつつ鉄の扉(?)を入ると、そこは何とコピー商品のショップだった!

流暢な日本語で対応してくるが中々巧妙だ。私は著作権において過去に苦労してきたいきさつがあるから、この手の店では主義主張として絶対に買わないことにしているのでやり過ごす。

同行の先生のお1人がガイドに、この手の店を紹介してくれと頼んだらしい。それで予告無しに連れて行ってくれるので誘拐されるのかと思った。

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さて、雑技団は前から2列目の中央で特等席であった。流石、手配が効いていた。
中々魅せてくれて楽しませた。オートバイの演技では、もうこれで終わりだろうと思う中、さらに1台と増えてゆくのは、プロだな~と思わせた。

マイクロバスでホテル近くの日本食居酒屋「たんぽぽ」にこの4人で向う。刺身など、なかなか美味しい。

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ここから先は、4人がバラバラ個別行動となる。私はすっかり酔っているので一人でタクシーに乗る。中国のタクシーは1人で乗る時は助手席に座ることが多い。1人で乗ったのはこれが初めてあった。

戻って、入浴後、ホテルのマッサージを受けてから就寝する。しかし下手であったし、時間も60分なかったと思う。

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2010年07月09日 08:29に投稿されたエントリーのページです。

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