今日は赤穂浪士の討ち入りの日だ。８時起床で朝ドラの後、ホテルの朝食は超軽食で済ます。午前中に泉岳寺で法要などの行事に参加しようと考えていたが、生憎の雨で、昨夜も傘を買わずに過ごしたので、今日も昼からは回復しそうな予報から、意地になって買わずに過ごすために、講演を終えてから参拝することにした。
線香の煙でモウモウの泉岳寺墓前
何故、傘を忘れたか？それは今回の出張に先立つ11月末からの8日間の出張の後片付けが間に合わず、そこに大掃除でレテラルボックスを搬入する作業が重なり、２つの長期出張の間に日常の移動で荷物が分散し、その中に傘があった。
食後、パラパラを作成するも、中々上手く行かない。縮尺ズームが適正値にならないのである。結局、今日の講演で使う予定はプロジェクターの用意もないことから、今日は諦め、17日の講演に間に合わせるため、検討を続けることになる。
講演に使う地球儀を今朝買ったアロンアルファで修理し、昼近くに出発し、都営浅草線で泉岳寺乗換えを考えていたら、先日の羽田国際空港のオープンのためか、地下鉄と京急とが直通で羽田に向うようになっていたらしく品川まで来た。
品川からは羽田までノンストップだから、ここで京急に乗換え初めての路線に乗り、「青物市場」で下車し会場まで徒歩で数分で法人会のビルに到着する。
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午後からの半日の『６％・・・』の講演をしてご満足を頂けたのだろう、テキスト以外の参考図書を完売することになった。
しかし次回1月講演の案内が充分にすることができなかった。講演のどこで、どんな話に関連させて話すのかﾀｲﾐﾝｸﾞをつかめず終わってしまったのだ。何事もそうだが、実践が完全にできるまでは簡単ではない。
5時に終えて、泉岳寺を目指す。既に日は暮れて真っ暗であった。気が付けば、夜の泉岳寺は初めてであった。前回の訪問は1999年夏のスクーリングだったから10年ぶりということだった。
義士祭での訪問も当然初めてで、屋台の多いことに驚く。境内奥深くの墓前で線香（100円）を購入して浅野内匠頭、阿久里（瑶泉院）から順に四十七士それぞれの墓前に線香をたむける。
墓参の人々の数珠繋ぎの行列で少しづつ移動して行く。
線香立てに立て切れない程の焼香に、もはや横向きに置くしかない。チラホラと「歴女」の方も見えた。
10年前に初めて墓参した折ほどではなかったが、涙がにじんだ。かの折には、止め処なく流れた。「名こそ惜しめ」と思ったものだったが、それすら求めないのが「坂の上の雲」の好古の言葉であった。正しく滅私だ。自分は出来ていないので、その全てが出来ない。
墓参を終え屋台の中に、大阪名物の「とんぺい焼」があった。昼食を摂っていないこともあって、強力に美味しく見えた。大阪と赤穂とは離れていないからだろうか？まあ、屁理屈も空腹と同調して買い求めて境内のベンチに座ってパクつく。
目の前ではこの12月下旬に封切られる映画『最後の忠臣蔵』の舞台挨拶のあるチケットを販売していたが、上京中の期間なら絶対に観たであろうが、残念ながら1日のズレで叶わない。
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地下鉄で夕刊を買う。日経夕刊小説『無花果の森』が完結した。岐阜の大垣（おおがき）市を模した「大崖（おおがけ）」が主な舞台となったので、私も大垣のホテルで潜伏したことがあることからその雰囲気に少しは浸ったものだった。
ホテルに戻り、しばし仮眠してから、明日の講演の打合せメールに従って、急遽、昨夜から作成始めたレジュメを作る。今夜もまた遅くなって午前3時就寝する。