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止まっていた車を暫くぶりに動かすに似た、脳の暖機運転

今日は土曜日だから、先週の金曜に執筆してから、仕事に追われ・・・
筆を取れずに、8日ぶりに原稿執筆に戻ることになる。
実務をしなければ、食べていけないのが実務家の辛いところである。
そして、その実務経験を活かして、原稿に上げる。

それによって、理論との整合性を高めたり反省をする。これもまた辛い部分である。
傷口を抉り出して消毒液をぶっかけるような作業で、痛みが染みるのである。

しかしそれが、経験をより高度に昇華できる、実務家の最も優れた部分になる所である。
残念ながら、到底そんな高みに、自分は存し得ないが、目指す境地であることに違いない。
 
 
暫く、執筆から遠ざかっていると、再びの着手は容易ではない。
私が常々「慣性の法則」と言っている物理法則が、心理面でも働くのである。
つくづく、心も、この物理世界の中に存することを意識せざるを得ない苦悩である。
そこで、重い心をローギアで動かして行く方法は・・・・

 
暖機運転=アイドリングである。
自分のやらねばならない原稿の周辺作業の遠くても良いから、
とにかく関連することから、何でも良いから、手につける。
興味の湧くことがあれば、最適だ。

今日の私には、かねがね、他の書籍で不満に思っていた
「原則的評価」と「特例的評価」の適用を判定する、「同族株主」などの判定の表を
もっと分かり易いフローチャートに出来るはずだと踏んでいたので
これから取り掛かることとした。

・・・・・・・・・・そしてやっと、助走して午後2時半に、半日掛けて、離陸した。
いつの間にか、車が飛行機になって思考が羽ばたいていた。


 
(おまけ)
船井総研から「製販分離」を提言するDMが届いていた。流石、コンサル会社である。
痛い所を突いて来る。
しかしもっと大切なのは、生き甲斐の追求である。個性の昇華である。
そう考えた時、自分には別の道があると知る。

 
もっと身近な誘惑も届く、国税局の確定申告テレフォンセンターの税務相談員の募集である。
日当は25,000円+交通費1,500円で安いが確実だ。しかし忙しい仕事に違いない。
引っ切り無しに電話が掛かるだろう。でも一度は経験しておきたくもある。

問題は、確定申告時期に、恐らく、次の原稿の執筆に追われていることである。
採算割れの目安である、日当50,000円以下の仕事は、繁忙期に入れては尚更採算割れとなる。
しかも最低3日連続で勤務してくれ・・・とある。興味半分で経験してみるか・・・しばし考える。

まあ、引っ切り無しに電話がなろうとも、それに出なければならないものでもない。
「おっと、既に公務員の思考回路に陥っている」
民間なら、とてもそうは考えない。いかに、さばくかである。
 
 
来年1月の仙台出張を手配する。

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2007年11月24日 10:09に投稿されたエントリーのページです。

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