ホテルでの朝は、研究会のHPの更新作業や中部経済新聞四駒マンガを企画する。
チェックアウトの12時は混雑するので、事前チェックアウトを勧める看板がエレベーターホールに表示されていた。事前チェックアウトは、清算だけ済ませた後も部屋が使える制度で、フロントで待たされず、ギリギリまで原稿に集中できるのはありがたいと思い、その手続きを済ませた。
問題は、その後に立て続けに起こった。それが岐阜に戻るまで続くことになる。一流ホテルとあろうものが・・・残念である。
最初は、事前チェックアウトを済ませて原稿に集中している最中に、突然ドアを開けられたことだ。
「何事か!?」と恐怖と共に思う瞬間である。
幸いチェーンを掛けていたので止まり、その瞬間「失礼しました!」とのホテルマンの声がした。
これだけなら、許せる。私も問題にはしなかったろう。
ところが暫くして、今度は電話でホテルウーマンから、頓珍漢なコールがあった。
事前チェックアウトを済ませているのを知らないのだろう。
チェックアウトしているはずなのに鍵がフロントに却ってないので「まだ部屋にいるのですか?」
との口調である。
これには流石に頭にきた。事前チェックアウトはホテル側が提示した制度である。
それをチェックアウトの正午までは自由に部屋を使えるのに、何度も思考を妨げられたため、強くクレームを言う。
問題はさらに続いた。
電話の相手は、「申し訳ございません。お帰りの際に(副)支配人がお詫び申し上げますので・・・」
チェックアウトはギリギリまで原稿を書いて、ゆりかもめに急ぎ乗るよていだから、そんなお詫びはお断りすると言っておいた。お詫びの仕方は、別にいくらでもある。相手が急いでいる時に、その足を止めて邪魔をするようなお詫びは本末転倒である。
しかし、嫌な予感がしていた。支配人当てのアンケートにもしっかり書いておいた。
この種のアンケートにも、普段から頭にくることが多い。それは確かにホテル側は便利かもしれないが、アンケートにいちいち、住所や電話やらを書かせる野暮である。部屋番号だけ、百歩譲って名前までで十分である。お客様の手を煩わせるな!と言いたい。
さて果たして・・・・12時にチェックアウトすると予想通りのことが起こった。
キーをフロントに返して、急いでゆりかもめに歩き出すと・・・
追いすがるように誤りにくる!「ああ!」溜息が出る!「やっぱり」「邪魔だちゅうの!」と心で叫ぶ。
何度も追いすがる。「お前はパパラッチか!」と思う。
口では「急いでいるから止めて下さい。別の方法があるだろう」と突っぱねる。
何とかホテルに直結した、ゆりかもめの駅に到着し、やっと振り払ったという感じである。
ここまで追いかけてきていたら、ぶん殴っていたやも知れぬ。
「自分が誤りたい。いや誤らねばならないとうマニュアルに従って、お客様の邪魔をしてでも、自分のしたいことを押し通すのか!」と・・・
この後、当然、ホテル側としては、やるべき方法は詫び状と・・・今回ほどのミスの場合はお詫びの印としての何らかのお菓子のような物だろう。場合によっては、直接謝罪にくれば立派だ。
今回より、遥かに軽いミスを指摘した京王プラザホテルの場合でも、直接謝罪にはこなかったし、来るまでのミスではない、僅かなことであるが、前者の行動をして、「ああ、流石、京王プラザだ」と感じ入ったものだった。
今回は、ダブルミスで更に恥の上塗りをする始末ではあるが、事の軽重からすれば、直接謝罪は不要かもしれないが、最低限すべきレベルは想像がついていた。
しかし、数日後に、もっと驚くことになるのである・・・・・。
チェックアウトして経営承継円滑化法に対応する事業承継税制の欠陥に対策を立て、弁護士さんに教示できて良かった。
来週の講演で話す内容である。その弁護士さんは『ビジネス法務』に書かれることだろう。
深夜、名古屋でリスケ相談に応じ、名古屋のサウナに泊まり、マッサージを受け、午前3時過ぎ就寝する。