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PTAレジュメ完成+創造への情報遮断の環境

7時起床して、ニュース見ながらまどろみ、朝食はしっかり。『サンモニ』見ながらブログ書き。

100年に一度の危機と理解している割には、経済対策は、10年に1度程度のものだった。
それを受ける国民は、「未来への(安心への)確信」が持てないない状態である。
このままでは、他国の齟齬からの余波で横波を食って、翻弄されることも十分に考えられ、その時には、株価の最安値も視野に入るだろうというのが私の予測である。

10時過ぎからBSで先々週の『プロフェッショナル 仕事の流儀「プロに学べ!脳活用法スペシャル」』の再放送があり、まだ見ていなかった録画の冒頭部分や、それ以降で見直す部分に大いなるヒントがあった。それをメモしつつ、ブログを書き、同時に講演内容を構想する。

 
特に、昨日のように作業が進まないときは「創造的先延ばし」といって、自己嫌悪に陥る必要は無いとの言葉は勇気付けとなった。
また、「情報の遮断」が有益であるとの言葉に、今、私がホテルで缶詰になっている必然性を見出して安堵もした。「情報の遮断」はある意味勇気が要る。知識を得ようとする行為を自立的に閉じるから、インプットをしないことになる。それは、昨日の『忘却の力』に通じて、忘れることは整理することで、無駄な知識を遮断することになるからであろう。
 
 
こうして何がしかの原稿を書きながらも、常に平行して考えているのが、出版原稿のへの構想である。それが、複数存在し、マーケティングやレイアウトや内容そのものの構成であったり、講演化の企画と同時並行的に立体的に考えが錯綜している。

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11時10分からPTA原稿に取り掛かる。これには「第三の父ちゃん」の話を入れるかどうかが問題となる。これを入れると優に1時間ほどかかってしまう。しかし入れれば締まるかもしれない。悩み所である。
途中まで書いた原稿を開き検討をする。

そこで、或る決断をする。それは、これまでの講演の中で貯めてきた小さなフレーズの集積をまとめるのが今回の目標の一つである。それをまとめる中で必然的に引っ付いてきたフレーズは積極的に取り上げようというものである。
逆に言えば、今回まとめるにあたって、新たに構築したものは、いわば付け焼刃であるから、まだこなれていない。そういう未消化なものは、偶然の乗りに任せて補助材料として横においておくことにする。そして時間を見計らって使うかもしれないが、現段階としてはこれ以上深追いはしないことにした。遮断である。

それは・・・・・10月20日のブログで書いたことでもあった。
『プロフェッショナル 仕事の流儀 柳家小三治』の感想で書いたことだった。
「背伸びをしない」というテロップにもハッとした。「今日持っているもので勝負する」

その上で、如何に1時間半にまとめるか・・・どうエンディングに持っていくか?を検討する。
スーパーに昼食を仕入に行きながら、『第三の父ちゃん』の話を入れてまとめることに決断する。
スーパーでは、750円ほどする巨峰が、恐らく相当痛んでいるのだろう、250円の特価で1つが特別のテーブルに置かれていた。このスーパーでは時折あるので、缶詰になって原稿を作成する時には、必ず眺めて良い物がないかチェックするのが、半ば癖になっている。

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あじのフライをヨーグルト、そして特価の巨峰を食しながら『第三の父ちゃん』を考える。
巨峰は思った以上に痛んではいなかった。房が萎びたものが1つあっただけで、一人で食べるには勿体無い位だった。半分ほどの房を食べて残りは夕食時とした。

『第三の父ちゃん』をネット検索すると、既に40年ほど前の話だけに殆どヒットしない。
これを話すとなると1時間近くかかる。すると残る時間は30分ほどだ。
この中で、自分のネタが話せるか?を検討する。
チェックインの時間までの間隙を縫って部屋で“カラオケする”。これが私の発声練習でもある。
12月の新幹線の予約を取って、さてレジュメ作成に頑張るぞ!

3時15分、漸くPTAレジュメが完成し、事務局に送信する。やれやれ!
しかし、レジュメが出来たが、講演内容の具体的糊しろはこれからだ。
これが、上手く作れないと、講演という構築物は立体と成り得ないないのである。
そこで、中心の話である『第三の父ちゃん』を組み立てる。

1時間半の講演タイムスケールを作成して、バランスを考える。何を話し何をカットし・・・・
そして何で話し始め、何で終えるか・・・・講演は一種の芸である。枕、落ちも必要である。
そして、漸くのこと、午後6時にまとまった。

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次は連休明けの4日の講演の組み直しである。
ところが、ここで資料を置いてきたことに気付いた。これがホテル缶詰の弊害でもある。
去る10月22日の大阪講演で、休憩時間中にご質問を受けて、それを調べて返事をするはずだったが、やっと今回時間を取って調べる積りだったのである。肝心の資料を置いてきてしまっては・・・

しかし、中央経済社の10日締め切り1万字の原稿もある。腹を括るしかない!
ユーチューブで懐かしいTV番組のテーマソングなどを聴く。特に『恐怖のミイラ』などはもう見れないと思っていただけに驚いた。7時半過ぎにサラダとヨーグルトを買いにスーパーとコンビニを梯子し、ワインなども求め、8時から『篤姫 竜馬死すとも』を見つつ、ワインと軽食を共にする。しかし最近の『篤姫』は面白くなくなってきた。

夜10時過ぎからマッサージを頼む。このホテルで注意すべきは、あの図々しい施術者を回避することである。だから電話でもそのことを、苦しいが伝えた。足の悪い施術者だから、障害者への差別のように感じられて嫌だが、問題はそうではない。彼女は障害者であることを超えた図々しさを感じるので忌避したくなるのだった。電話する度に、「あの足の悪い人はお断りする」と伝えることが辛い。
しかし、今回は「ああ、あの人はもういません」と言われてほっとしたと同時に、先回に私が忌避したがゆえに首になったのかも知れないと心を痛めた。だが、次回からはそんな気遣いをする必要がなくなったとの安堵感も広がる。

10時15分に施術者が来室された。前に一度してもらった人だ。1時間依頼したが終えたのは、1時間を切っていたのを決して見逃しはしなかったが、何も言わなかった。

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11時45分から『ブックレビュー』の再放送をコンビニで買ってきたカセットテープで無理矢理録音しながら聞いた。と言うのは、今回の缶詰で、かつて英語の勉強のために買った大型テープレコーダーを持ち込んだ。昔のテープを聴くためだ。
従って常は持っていたMDプレイヤーは持ってこなかった。MDカセットはカバンにあるのに・・・メディアとプレイヤーの齟齬によって録音は出来ない。カセットテープは事務所に帰れば腐るほどあるが、已む無くコンビニで買うはめとなった。60分物で168円だ。仕方が無い。

2度目の視聴は、2度目でさらに役立つ。人間、やはり繰り返しが大切である。
出張前に『第三の父ちゃん』の資料を探す際に、過去の様々な録音テープに遭遇したが、膨大にありながら、その殆どを忘れている・・・いや殆ど身に付いて血肉になっていなかったことを実感するほど恐ろしい瞬間はない。
それに比べ、今の勉強の仕方はどうだ?遥かに効率的だ。この方法はいつかは世に出したい方法である。かつて開発した『市販のマンガ本を使って丸暗記する方法』と合わせて・・・・と考えるに至った。
 

結局、1本買ったワインは、マッサージを受ける前に歯磨きをして、半分飲んだところで止めておいたのに、『ブックレビュー』を見つつ、「焼きめざし」を肴に飲み切ってしまった。駄目な人間である。もう一度は磨きし直す羽目になる。しかし律儀にし直すところなど、真面目な人間かもしれない。

1時に竹内まりあのCDをヘッドホンの大音量で聞きながら就寝する。1曲目で眠りに着き、6曲目の大好きな「駅」で一度うつろに目覚め、また深遠の中に落ちていった。

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2008年11月02日 08:06に投稿されたエントリーのページです。

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