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最終校正+企画書+激安ワイン+シンガポールの選択と集中

3時過ぎ就寝で8時45分起床の、6時間弱睡眠でまあまあだったのに、何故かぼおっとしている。
「サンモニ」見つつ、ヨーグルトや朝食を摂って、サッカーの豪州戦の映像をやっと見た。
「サンプロ」で、80%超の支持率を出す橋元大阪府知事とのインタビューを見つつ、最高裁判所規則に解説を付け加え、10時半に送信した。

「がっちりマンデー」で儲かる元素を見たり「サンモニ」を見つつ、新聞チェックして、11時半から再び原稿に戻る。

企画書の送信文を先に書き、方向性を決め、それから内容に取り掛かる。
『正法眼蔵随聞記』の11回目である「学道の心構え(1)」を、片耳で聞きつつ企画書を綴る。
「学道」というのは、数年前に十数回書いた、私の随筆『学道をゆく』に通じて痛快であった。

しかし、企画のある部分になって急にややこしくなって来た時、『正法眼蔵随聞記』を聞きながらでは出来なくなってきた。

正午のニュースの後、昼食と、余りの天気の良さに布団を干して、企画の続きを12時半から再開する。
昼間だが、妻から貰った「山崎シングルモルト ウイスキーチョコ」を頬張る。流石に美味い!

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企画書、下交渉のメールを長文で書く。共著者を増やすことについてだが、これについては消極的にならざるを得なかった。2人であってもそのコミュニケーションは大変で3人になったら倍以上大変なのは火を見るより明らか。
共著は絶妙なるバランスが求められ、夫々が「滅私奉公」的に「夜討ち朝駆け」を率先するようでなければ組合組織のようなフレキシブルな対応がとれないのである。

多くは、かつて公開研究討論会で論文をまとめたときのように、各人が担当の章を決めて、各人の研究発表という形式をとることで、形をなし、全体としては、個性の無い、いわゆる“売れない本”を作って終わりになってしまう。

何より、時間的なロスが心配である。だから企画書にはその件は書かないことにした。

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企画書作成に数時間掛け、3時過ぎにひと段落する。続いて、もう一つの締め切りが明日だ。
2月26日発行予定の『税経通信』臨時号の校正を行う。
5時25分から夕食をとり、その後、散歩を兼ねて、コンビニと酒屋に寄ってワインと摘みを買う。
戻って、校正原稿を送信し、一段落。だが、まだまだある。しかし、一段落。

今宵、大河ドラマがあるが、先週の回をまだ見ていない。溜まると大変なので(?)休憩を兼ねて再生する。勿体無いので、机周辺の整理をする。

先のワインは、半値の500円で買ったので、いささか心配した。ラベルが日本人好みではないからだろう。売れ残ったのだろう。駄目元で買った。開けてみる。コルクタイプであるから、それだけでも真面目である。一口飲むと、結構良い強い渋みである。これはお値打ちだった。
そう思うと、先の酒店の在庫を想起していた。まだ数本あったはずだ・・・思わずニコリ。

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7時のニュースでG7をフォローし、ウトウトし、大河を見終え、夕刻に再放送で途中まで見た『闘うリハビリII』を鑑賞する。藤田キャスター自身がリハビリを行う切実なレポートに、後半に「意欲を保つ」との言葉に、「失意」を振り捨てる「希望」に向かう、経営や勉強に続くものを見出した。それは興味・遊びである。

8時から今週の大河を生で見る。今夜は、生母が亡くなる回で、私にとっては涙なしには見られない回となってしまう。

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9時から『沸騰都市』でシンガポールを鑑賞する。今年はシンガポールに行く計画があるから、熱心に見る。シンガポールは人材を集める都市計画である。「世界の頭脳を呼び寄せろ!」がサブタイトルだ。

正に沸騰都市である。富裕外国人の永住を進め、単純労働外国人を徹底管理して定住を防ぐ。例えば女性は半年に1度妊娠検査を強制され、陽性なら国外退去である。

バイオポリスでは、研究費は使いたい放題だが、研究者の契約期間は3年。それで成果を挙げられなければ更新はない。ips細胞細胞の京大の山中教授のスカウトも検討している。

中堅研究者の一人(大里さん)は、上司からの査定で、「改善の余地あり」と言われた。
日本では論文コードのある有名雑誌に数本掲載されればそれで文句なしだが、ここでは「御三家」と言われる「ネイチャー」、「セル」、「サイエンス」の超一流科学雑誌に掲載されないと、評価されない。

そこで彼は、研究内容を集中させた。これも勉強になった。いわゆる「選択と集中」である。世界で最初の業績を挙げた瞬間を番組は捉えていた。正に決定的瞬間であった。早速、「ネイチャー」に論文の外相を連絡する。これで「興味あり」の変じた返ってくると本格的に掲載論文を書くのだ。

数日後か、ネイチャーから返事メールが届く・・・・結果は・・・如何に!?
「研究の重要性は認めるが、インパクト不足」とは残念だが、私にとっては、彼に悪いがとても勉強になった。
大里博士曰く、「一生懸命やりましたとかね、コツコツと努力してますなんて、絶対誰も認めてくれない。人が驚くようなやつとかですね、もう本当に治療薬に結びつくとかでね、そういうものしか認めてくれない。」。
つまり、大きな関心の集まっている分野である。それは私の分野とて同じであることを強く意識せざるを得なかった。と同時にやる気が漲って来た。


あるいは、シンガポール政府が、直接1000億円の資金を準備している不動産会社は、ある都市をターゲットしている。それが『沸騰都市』次回最終回の都市だ。それは、明日の放送で、驚いたことに「東京」であった。
不動産業界は、買いのチャンスとして狙っている。それも、それはし・ぶ・や。ここは4月にゆく予定がある。毎月、何度も東京にでむいて、講演などをしているので、その変化と土地勘を吸収できるのでありがたい。

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『ようこそ先輩 課外授業』はオペラ歌手の岡村喬生(たかお)さんの菩提樹の歌唱にまつわる3重も5重も広がる味わい深い授業に心染みいる。

先輩から続々と返信が届く。昨夜から今日の午前に送った原稿やなんやかやに対する返信である。それに返信し、書き直した原稿を、出版社へfaxとメールで送る。

100年インタビューの『宮崎駿』の続きを見つつ、メールキャパが91%でパンクしそうなので削除しまくった。0時45分。とうとう500円の極上ワインを1晩で飲み干してしまった。

緒方拳のプラネットアースでの世界の旅を見る。午前1時を過ぎていた。サハラ砂漠のホワイトデザートなど妻と見れたら最高だろうなぁと想像する。旅がしたくなる。死ぬまでに素晴らしい世界を・・・・見て、まさに冥土の土産にしたい・・・・。

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2009年02月15日 10:39に投稿されたエントリーのページです。

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