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週3度の上京し受講+著作権交渉2件と遺族ご子息と面談

午前4時から昨夜の『ブラタモリ 丸の内編』などを見ながら1週間の出張準備をし、7時には出発して、9時半前に品川に到着する。
品川イーストワンタワーの21階で見田村先生の講演を1日聞く。自らの失敗例をお話になるなど、いつもながら素晴らしいお話であった。だが参加者は様々な方がみえるので、レベル差があるので、その実践は容易ではないだろう。

5時に終えると15分後に同じタワービルの26階のホテルラウンジで著作権侵害事件の直接の加害者との話し合いとなる。この直後、出版社との謝罪記事交渉なので、この話し合い如何で、謝罪記事内容が重くなるかどうかが決まると言って過言でない。

21階から26階に向うのに直接は行けない。ホテルの専用エレベーターである。このストリングスホテルは1~2度泊まったことがある。26階のラウンジは巨大な吹き抜けになっている。

タワーの中央で外光が差し込まないラウンジ・レストランではあるが、朝食での利用の時と異なり、夜の雰囲気はさらに落ち着いている。各テーブルにローソクのキャンドルが揺らめいている。

数日まえの話し合いの時のラウンジは、フォーシーズンズホテルで、その構造上、どちらが上座・下座が明確ではなかったが、今回は明らかな席である。

定刻に到着すると、当然の如く、既に来てみえたが、私は下座、すなわち、入り口に近い席に誘われた。・・・ということは、前回のあの座り方も、たまたま構造上、上下の区別はつかないものの、それは偶然で、前回もそれを意識されずにいたことを、確認したかのようなことに・・・図らずしもなってしまった。

「ん?」と一瞬のその又、一瞬に不安がよぎった。が、今夜を逃すと、決定的な方法に転落する可能性がある。怒るのは最後にでも出来ると我慢できることは、ひとまず胸に収めて、まあ話を聞いてみようと心を閉じないことにして席に着く。

お詫びと相応の償いをして頂き、その覚悟に納得した。特に、最近開催される講演を中止か代わりの方に交代するとのことの決意に具体性を感じた。「当分の間」をどう評価するか、どう実践するかについて、「森進一の『おふくろさん』事件」を想起した。

あの事件では、著作権の「同一性の維持」が問題になった。だから森が勝手に変えた歌詞で歌ったことに関して怒りに触れたわけだから、真正歌詞で歌えば、法的には問題ない。しかし作詞家が「もう森には歌わせない」と怒ったので、道義的に真正な歌詞の方も歌えなくなった・・・・

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半時余りして終えて、続いて、品川駅にダッシュする。出版社の担当者と編集長と会い、商業ビルの3階のレストランに入る。既にディナータイムになっていたので、テーブル担当制で、パスタと飲み物を頂きつつ、出版社としてもお詫びと相応の償いをしていただく話がなされた。

来月号の雑誌での、掲載の仕方について原案を拝見すると、最大の厳しい処分案であった。しかし、お詫びと償いは充分して頂いたと判断していたので・・・そこまでの処分でなくとも良いのでは・・・と緩和案を私の意見として申し上げた。

共著の先輩への配慮もお願いした。その後、相手の出版社へのお詫びや、上司との食事会などの話も出て、1時間ほどで終えた。

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別れると、早速、遺族のご子息に電話して予定より早く会えるとお伝えした。丁度、車で品川に到着したところとのことで先に私が待つことになった。

お会いするのは先ほどの加害者との面談に使ったホテルの26階のラウンジである。既に夕食は終えているし、ご子息とは初めての面談であるので、いきなり食事というよりもと考えた。

上座のソファーを空けて、体をねじりながら、ご子息を待つと、暫くしてお見えになった。

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亡くなられた先生と顧問契約をして頂いていたという縁を頼ってくれて本当に良かったと申し述べ、私が考えてきた最善の策と思える方法を提案した。

お父様のお客様は東京は言うに及ばず、仙台・長野と広範に存在し、東京だけであったとしも、私が引き受けては却ってお客様にご迷惑が掛かる。

事務所に後継者となる方もみえず、ご子息も別の仕事であるから、このまま放置すればちりじりになってお父様がなさってきたサービスが途絶えることにもなるし、ご子息には負債だけが残る。

これは時間が勝負で、早急に動かなければならない。そうでないと、よくあることだが、食い物にされる危険があるからだ。

幸い私はこの1週間上京中なので必要があれば事務所に伺うこともできる。しかし、それでも時間は要する。そこで、会計事務所のM&Aの仲介をして頂いている方に入って貰う事が、勿論、費用はかかるも、結局良いことだろうと提案した。

関与先の中には、条件の良いところ悪いところ様々あるのが普通である。だからこそ、一括して引き受けていただける先を見付けて譲渡して、その譲渡代金を負債の返済に充当できるように交渉しなければならない。

そのような、データを広く持っているのは、日頃からそのような立場にある人であるからだ。勿論、私も在京にそのような税理士を知らないどころか、多くしってはいる。しかし短期間で奔走しまとめるだけのパワーは、私には残念ながら持ち得ない

もし、ご子息が、その線でご納得頂けるなら、この数日、その方と連絡を取り、私の上京中に打ち合わせる日程を調整して、明晩会うことになっているので、その席に同席して頂くのが最も早い解決に導けることだろうと説明し、幸いにも受け入れて頂けた。

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小一時間だろうか・・・お話をして、明晩の時間を決めてお別れした。流石に疲れた。これも亡き先生への恩返しが出来ればと間を取り持ったことで、一切の報酬のない仕事である。顧問としての最後の仕事収めと思って明晩に臨むことにした。

品川からいつものマッサージに直行することにした。前回から1週間も経過していないが、流石に疲れは尋常ではなかったので、8時45分から1時間受けた。

しかし、ホテルのある神田に向う電車の路線を地下鉄を選んだのが間違いで、30kgの重いキャリーバッグをエスカレーターもエレベーターも無い最悪のコースをわざわざ選んだかのような道筋を歩き、運動になった。

チェックインして、まずは、共著の先輩に著作権侵害事件に関する2件の交渉をメールで報告する。これに足掛け2時間近くかかるものだ。午前様で就寝したかと思う。

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2010年10月20日 12:48に投稿されたエントリーのページです。

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