« 世界を認識する契機の往還+大局観は終局観+表紙デザイン | メイン | 書き掛け ビューティフルタイムCD+ »

書き掛け 事務所の決算+妻白内障再手術+外交官の資質

6時25分起床で、ルーチンワークをした後、社員の作成した申告書のチェックしつつ、請求書作成をし、10時20分からやっと、個人事務所の方の自社の決算を開始する。小口現金の財務入力から始まる。

午後からはユーフィットへ印刷の仕方の電話をしつつ、本年の集計方法も開発する気持ちで考える。
2011%E5%B9%B43%E6%9C%884%E6%97%A5%E3%80%80%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%98%E3%81%BF70%E5%80%8B%E5%88%86%E5%91%B3%E5%99%8C%E6%B1%81.JPG

午後5時過ぎに妻を地元の眼科へ、白内障の再手術に送る。送った後に酒ビッグに立ち寄り、家に戻って、 

前外務事務次官 藪中三十二がゲストだ。外交官というだけで今夜は関係ないかと思いきや凄い収穫であった。ビジネスに役立つコンテンツだった。特に営業には。

交渉の達人で、攻めることの大切さで、その交渉のカギは3つだと言う。
① 相手が何を狙っているのか? ② 交渉と結論を急いでいるのか? ③ 相手の人柄、力量は?

外交官にとって最も大切な資質とは?に対して、「いかに自分(の国)を含めて、きちんと説明できる能力があるか?普通の当たり前のことを聞いても相手は喜ばない。だから西欧の外交官は哲学とかを、まずは勉強する。或いは文化を勉強する。だから日本人も外交官なら日本文化とかを、きちんと頭に入れて自分の考えを持って、少なくとも持っているように見せかけて・・・ある程度、魅力的に話す能力と言うのは大事でしょうね。

大使公館のワインと料理人の必要性についての質問に対しての解答は納得だったし、これまた営業とまったく同じだった。

「やっぱりね・・・食事が外交の 凄く重要な場ではあるんですよね」とまず、氏は答えた。
これは家庭でもそうである。「営業」が外交ならば、「家庭」は内政でもある。「でもある」というのは、重要なのは「会社」という内政ももあるから、内政は“公私”があると言ってもいい。

氏の話に戻る。「実際に情報を取る時にですね、お互いにお酒を飲んで食事を一緒にする。特に、こちらが招待すると相手は、少し『この人に何か言わなければ』という心理的な気持ちが出てくる。折角呼ばれてね、そりゃ普段はいくら硬いことを言っていてもですね・・・そういう時に食事っていうのは凄く大事。一番大事なのは大使公邸に相手を呼んで、そこで色々な話をして、最初はできれば文化の話をするとか、具体的なビジネスでないことを話す。そういう中で、一回じゃすまない。2回、3回と呼んで人的関係ができる。そうすると何かいいことを言ってくれるんですよ。その潤滑油が食事でありワイン。日本酒でもいいんですよ。」

「料理人というのは、そういうときに、どういう料理を出すか、これは物凄く日本にとてっての強みなんですよ。日本食は物凄く人気があるから。で、『あそこの大使公邸に行くといい料理が出るぞ』という噂が流れるでしょ。そうすると物凄く忙しい大臣でも来てくれるんです。」

「ある程度ユーモアも交えながら、それで、結局は交渉は人と人ですからね。その人間を信じられるか『どういう奴だ』という瀬踏みから始まりますけれども、そこで『こいつとはやれるな』という感じは物凄く大事なんです。」

「で、難しいのは外交交渉というのは『あいつが嫌いだから止めた』とはいかん訳けですよね。だから『あいつは嫌な奴だな』と思っても相手にもその気にさせるというのも、外交の役割でしょうけれども・・・」

う~~ん深いな~実に深いいい話だ。これは複式簿記の話と全く同じだ。良いアイデアが浮かんだ!

***********************

交渉術のセミナーでは、「一番 日本人に多い50:50 これは妥協型と言われる。妥協する前に何ができるか探す。どんな小さいことでも、これを探すことが大事なんです。全く無いと思っていた所に1つでもカードがないか?1つでも権利を与えられる(得られる)ものがないか知恵を絞る。」という。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.makigutikaikei.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1414

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2011年03月04日 11:32に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「世界を認識する契機の往還+大局観は終局観+表紙デザイン」です。

次の投稿は「書き掛け ビューティフルタイムCD+」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35