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往路9時間のビデオ三昧+ホテルの深夜工事でルームチェンジ

5時20分起床で早速、昨夜書き上げたメルマガを読み直し、冷めた目で修正し、昨夜1階のコンビニで買った粥のレトルトでの朝食を軽く食べながらテスト送信を繰返し、6時23分『消費税の還付はまだできますヨ!』の号を送信する。
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これは今回の『中小企業の事業承継(第4版)』発行に合わせて開催する4月21日の講演を素材にしたものである。

当初は8時過ぎの送迎バスに乗る積りだったが、準備用品などがまだ買い揃っていないことから7時にチェックアウトして7時25分のバスに乗車する。

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第二ターミナルに到着して、集合場所を確認した後、インターネットの接続レンタル機器を手配しようとしたが、インドに対応した物は直ぐにはなく・・・とのことで旅行期間中のアクセスを諦めた

次に両替だ。インドはルピーだが空港では両替していない。ガイドブックにはドルで通用するとあって便利とのことでドルに両替したが、後から思うと全く無駄であった。往復両替料金分の損したことになる。

アダプターは持ってきてはいたが、PCの電源が心配になって家電店で相談し問題なし、次に胃腸薬や下痢止め・・・と思ったら店がない。その瞬間、大きな余震で第二空港ビル全体に悲鳴が振動が交差する。

この余震で成田に接続の鉄道は止り、京成電鉄のライナーは復旧せず、ツアー仲間がそれに巻き込まれて、最寄の駅まで徒歩で進み、そこかたタクシーとなったとこのこと。それでも、1名はフライトに間に合わなかった。私は、前泊していたから良かったのだ。

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さて、空港ビルに薬局がないのはいささか不親切だと考え店舗案内をみるとやはり載っていない。しかし、歩き回ると見つけることができた。結局は、先の案内板に欠落があっただけのことだった。

巨大余震の直後で、薬が数点通路に散乱している中、薬を探す。3点購入して、集合場所に向い、チェックインすると、まだ早い時間なので通路側を確保できた。

ツアーのための有料待合室で挨拶などをして、お土産の手配をする。昨年は事前土産は買わず、海外で買ったが震災の影響で国内経済を喚起してやる必要があるので、ここで、購入してあげた。しかし、業者の「国内需要」との呼びかけが上手くないあ~と感じる。折角、商売ネタを教えて上げたのに上手く使わなきゃ~と思った次第だ。

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散会して夫々が搭乗手続きをし、税フリーの域内に入る。ブランド店が立ち並ぶ中、結婚記念日の何かを買おうかと考えたが、ブランドに余り興味のない妻・・・というより今は教育費にお金がかかる時期だから・・・と言った方が正解かもしれない。そう思うと、買い物する気力も萎んでしまった。

ターミナルの一番遠い所にある搭乗ゲートまで動く歩道を何本も乗り継いで行って、確認すると、まだ誰も着ていない。

今度は徒歩のみで、免税店の所まで戻り、エクセルルシオの喫茶で出国前最後のブログ執筆をする。Lサイズの珈琲と美味しいチーズとナッツの摘みを口にしながらだ。

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11時5分から搭乗開始する。常温になっても美味しいとの触れ込みのミネラルウォーター2本を自販機で購入して搭乗する。

座席は空いており、隣の席も窓際の席も空席だった。つまり3人掛けの席で、私の通路際だけで、こんな空いている便は初めてだった。

さあ、「買った条文でも読むか・・・」と思いつつ、目の前のバスケットを見ると映画のプログラムがあり、そこに、ずっと見たかったが時間がなくて見れなかった作品が並んでいた。

インドまで9時間のフライトだから、たっぷり時間がある。条文は後でも読める。ところで映画は有料か?とチェックしてみると、どうも無料だ。とすれば、今、見るべきだと判断する♪。

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座席シート前面には液晶TVが付いており、まず最初は、『英国王のスピーチ』である。

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昨年度のアカデミー賞受賞作品で、吃音の国王を身分を越えた友情の実話である。講演をやる上で興味を持っていた映画であるが、それ以上に「教え指導する立場」としての感動も多かった。

クライマックスは、ドイツへの宣戦布告のためという悲惨な決意を国民するという、悲劇の決断のスピーチを土壇場で成功していくと、戦争と言う悲劇なのにハッピーエンドとなる面白いエンディングである。

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続いて鑑賞したのは、日本語字幕で、液晶画面に自分の顔が移りこむこともある上に字幕が薄い。さらに機内食のカレーと共にワインも飲んで字幕を読む元気がなく、数分であきらめた。

日本語吹替えの次の作品として、『ツーリスト』を選択した。いつかの映画評論で秀作であると評価されていたような記憶であった。「仕組まれた出会い」とのガイド誌の予告に見事に騙されないように鑑賞する。

しかし、途中で気付いたトリックの通りのラストシーンとなるが、さらなるどんでん返しが2つも待っていて見事にしてやられた!脱帽!傑作だった!

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続いて『ノルウエーの森』を見ようとしたが、2時間半ほどあって、9時間のフライト時間を超過してしまうため、『ガリバー』を鑑賞する。まあ、まあ面白い作品であった。途中で2回目の機内食の夕食だが、余り内容は記憶に無いほどで、昼食のカレー同様、軽めのものだった。今度はお酒がない。

結果的には、3本を鑑賞できて、趣味の映画鑑賞が日頃は時間がなくて見ることができなかったのだが、ここで意外な形で堪能できることになった。特筆すべきはやはり『ツーリスト』であろう。

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デリーに到着すると、流石、国際空港であるが、数年前はガタガタであったそうだ。
荷物を受け取りつつ、自宅に電話してみると日本時間で9時過ぎだが、自宅は留守。
そこで、妻の携帯にも掛けてみるが留守で、続いて長男のそれも留守・・・で、少々心配になってきた。

「火事かもしれない?」等と妄想が働く瞬間である。そこで、次は次男の・・・と歩きつつ考えていたが、主催者のスピーチがあるから、しばし中断して、バスに乗って再び妻に、今度はメールが通じるかどうかのチェックも含めて「ただ今到着。デリーは30℃」と送信すると、しばらくして妻から返信があって、やっと自宅が火事でない(?)ことを確認することができた。

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大型バスで15分ほどの距離にあるデラックスなグランドホテルに到着する。ホテルでも空港と同じXレイの手荷物検査に通して、ボディチェックを受けてからウエルカムドリンクをロビーのオレンジジュースを飲む。

このホテルは、元は、リージェントハイアットであるから、そのテイストは色濃く残っており、煌びやかで重厚なホテルである。

今夜の夕食と明朝の時間などの団体行動の説明を聞いて部屋に入る。相部屋の方は新潟で手広く銀行などからの紹介でM&Aなどを手掛けていらっしゃるNさんだった。どうやら禁煙の組み合わせでカップリングが決まるということに後で知る。

部屋に荷物を入れた後、地階のレストランで夕食の追加としてビールを飲みながらジブラルタルの名古屋営業所の方でリーダーの方々と4人がテーブルを囲んだ。

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その後、数名は夜の街(?)に消えた・・・と言っても、近くのショッピングモールをウインドウショッピングに出ただけらしいが、私は既に限界で部屋に残って入浴後にさあ、寝るぞと思ったら、これからが大変だった。

隣の部屋とおぼしき所で、金槌らしき物を使った工事が始まった。それどころか、電動ドリルが使われるに至っては、とても眠れる状況ではない。時刻は夜の10時前である。

部屋の壁は、日本の安ホテルとは異なり、ハイアットらしく重厚な作りで、壁を素手で叩いてもペタペタと音を立てるだけで通じない。そこで、思案の末、持ってきた、「うこんの力」で、飲む前のシェイク代わりにコンクリートを叩くが、これでも全く通じない。

ツーリストの部屋に電話するも、部屋間コールは0発信をすべきか、説明書などをザッと見た限りは判らない。
ダイレクトで駄目なら、頭に0をつけて・・・とか、いろいろするが、フロントらしき所に繋がってもで、事態が複雑なので説明が通じない。ツーリストの携帯電話に掛けるも、これも操作に馴れないためか、後ろに聞こえる外人の子供の声から、どうもインド人の家庭に繋がってしまったような様子で、駄目だった。

結局は諦めて、服を着て、ツーリストの部屋に向った。しかし不在でであったことから、今度は更にレストランまで向ってやっと会うことができた。これに約半時を要したが、これからがさらに大変なことになった。

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やがてツーリストがホテルのマネージャーらしき人間を連れてきて、「ルームチェンジをする」ことになってしまった。
私としては、深夜の隣の工事を止めて貰えば済むことだが、どうもツーリストからホテルへの説明も上手く行かなかったらしい。

それはツーリストも英語が出来ないから意味が繋がらず、ホテル側としても、どうも客はこの部屋を何らかの理由でいやがっているらしいから、部屋を代えてあげよう・・・と最大限のサービスをしてくれたのだろう。しかし、荷物はすっかり広げてあるし、同室のNさんは外出している・・・

が、広げた荷物をガバっと突っ込んで、同室の方のスーツケースも含めて移動する。しかしこれもスムーズに行ったわけではない。言葉が通じ難いというのは中々困りものだ。

私は、工事を止めて貰えば済むものを、わざわざルームチェンジをしてくれることになり、それならそれで、さっさと移りたいのだが、そこは当地の一流ホテルだから、ルームチェンジといっても、「このルームで良いか確認してくれ」と言うことだろうか、結局は、1階上の部屋を一旦見せてもらって、「OK」と言ってから、また元の部屋に戻って、荷物を持って移動・・・と相成る。ご丁寧なことだ。

何だかんだで、結局は、就寝したのは午前1時を過ぎていたろうか・・・

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2011年04月12日 14:37に投稿されたエントリーのページです。

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