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新規原稿に着手し、3原稿同時進行のギアチェンジ

7時前に起きて、ニュース見ながらまどろみ、半過ぎに「男の介護」の特集を見る。昨夜の『象の背中』に次ぐリスクは、このような事態だろう。妻が若年性認知症になったらなば・・・自営故の自由度があるものの、確立の高いリスクである。

朝刊ではグーグル著作権事件の国内出版各社の動きを読み、朝ドラの後、9時から新原稿に取り掛かる。これは東京の研究会で知り合った司法書士さんから共著依頼された原稿である。

これもまた中央経済社からの出版で、中小企業のリスクマネジメントである。当初企画には入っていなかったものの、出版社の希望により「株式譲渡に伴う税務リスク」を加えて欲しいとのことで、依頼となった。2ヶ月前のことだ。

既に手一杯の状況だったが、これまでの蓄積原稿があるため、組み立ては容易と考え、快諾することとなり、上京時に打ち合わせを行った。先月29日に大枠を検討し、その後、例によって潜在意識の自動処理に任せ、発酵が進んでいた・・・・

今日は、その醸造槽の蓋を開けて見る日である。発酵は思いの他、進んでいた。それに従い、私はその発酵物を攪拌し更なる発酵を促進させた。しかし同時に一つの懸念を呼び起こすこととなった。
単著であれば、その文体で通せば良い。しかし共著は、共通の何かがある。勿論、オムニバスなら別だが・・・

そこで、編者に問い合わせる事にして、許可を待った。

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丁度、11時過ぎとなり、見たいTV番組を鑑賞しつつ、ブログを書く。
ジャック・アタリ氏へのインタビューは素晴らしかった。第1回は『危機の核心は何か?』で、氏は2006年の著書でサブプライムローンが金融危機を起こすことを予言していた。2005年の時点でそう考えていたからこそ、2006年の著書で書けたのである。氏はフランス政府の顧問だったこともあるヨーロッパの知性である。

未来に対して予測することも「スペキュレーション」という通常悪い意味の言葉を使う。それは、このシリーズのタイトル「危機の中で未来を考える」でもある。

ベルリンの壁崩壊に関して、氏の「起こるべきことは、我々の想像より早く起きる」それは箴言だった。私も経営上それを持っていたからこそ危機を事前に対応し、間に合わせることが出来たからである。
と言う事は、それは、彼の北の国についても当てはまることである。

危機の核心は、法律のない国家が成り立たないように、ルールのない国際市場である。法律がなければ何をやっても問題なく、ルールがないグローバル市場は、国家にとって違法でもある行為も、金融はやってしまった。このようなルールを持たなかったグローバル

ヨーロッパの知性に共通する歴史に学ぶ姿勢。その大切さを、教えてくれる。まさに「賢者は歴史に学ぶ」である。
資本主義を創設したブルージュの街。それが複式簿記を発明したベネチアなど方々に転々とし、現在はIT・バイオの中心があるロスアンゼルスにある。今後は、上海やムンバイか?両国は民主主義が育っていない。

東京は政治などの2つの原因で、その地位を得るに至っていない。アメリカは内向きになって行く。
「社会的支出」と「公的支出」のバランスを見れば判る。強い資本主義には強い民主主義が必要であると説く。

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編者からの返信を待つ間に、「意見書」と「改定原稿」を見直す。正午のニュースと共に昼食はヨーグルトだけとした。半時ほどの休憩の間に『動的平衡』を読了した。丁度一ヶ月楽しませて頂いた訳である。

12時45分から、「改定原稿」のペンディング部分の推敲に入る。長考である。明日には「意見書」と共に印刷してみる目標である。しかし一旦点いた火は消せないというのは、思考の面でもそうで、午前に新しく取り掛かった原稿に興味が引っ張られ、続きを考えてしまう。書いてしまう。

それが「意見書」に関係するので尚更であった。トップギアーに入っていたのだろう。この勢いを大切にするのが良いか?断ち切って「改定原稿」などに乗り換えるのが良いか?二転三転する。そして、スケジュールを組みかえることで、こなせると判断し、このままトップギアーで進むこととする。

ことほど左様に、思考の絶頂は大切なのである。

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頭の中に何かの膨張感があって疲れを自覚する。そこで3時から散歩に出掛けた。図書館までの往復である。図書館では、見つかるはずもない民法の文献を探すことにしていた。無いものを探すのは「悪魔の証明」同様、困難なことで、今回もそうだが、傍証をつかむことが出来ただけ予想外の収穫だった。

特に往きの道すがら、「改定原稿」の推敲を重ねた。特に「改定の見栄え」について拘って考えた。やはり歩くと良いアイデアが出る。3つ生まれ、帰りにローソンに立ち寄って摘みなど買って4時に戻り、頭の疲れを癒す、ゆで小豆缶を少し食し、ブログをまとめた後、興味の沸いた原稿に切り替えて書き出す。

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7時過ぎまで没頭し、ほぼ目途を付けることができたた、ニュースを確認して夕食とする。
8時からまた、「改定原稿」に戻り、10時15分まで続けた。既存文に対する修正・加筆などは、数えてみると合計で約100ヶ所になった。

入浴して、10時半過ぎに、バハマの魚卵石を見て驚く。行って見た~イ!「地球ライブ」で海洋酸性化を知る。11時半前から、今朝始めた原稿に戻る。とりまとめの司法書士さんからの連絡はないため、万が一原稿を書き直さねばならないが、いつかは使う原稿になるだろうと書き進め、2時頃就寝する。

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2009年05月04日 07:51に投稿されたエントリーのページです。

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