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東京講演2日目+苛立ちは朝食と講演会場で+投資会社提案

朝ドラを見て8時半から朝食に向かう。メインラウンジは広大で、日本庭園に面する、これも素晴らしい眺望である。例によってバイキング形式である。ヨーグルトや野菜は素晴らしい品揃え。パンも品揃えが豊富であるが、問題はトーストが「焼き置き」であった。これが後(翌日)でクレームとなるのだが・・・・「それから、何か足らない・・・」と思っていると・・・ふと気が付いた。それは・・・

卵と肉(ウインナー・ベーコン)料理が皆無なのである。聞けば、別料金という。「なぁんだ・・・そうなんだ」と思うも、何か釈然としない。席に戻って、何か納得できないでいたが・・・仕方なくオムレツを注文する。確かに千円ほどの別料金だから、文句無く美味しい・・・・しかし、何か収まらない気持ちが残る。

それは、何かが、その時は思いつかなかったが、翌日にアンケートを書いている時に、表現する言葉に出会うことになる。
それは「朝食付」と謳っている宿泊プランであるということだった。「朝食」のイメージは、それぞれのホテルのグレードに合わせて、あるレベルが想像される・・・それが裏切られたといえば大袈裟だが、詰まるところ期待外れだったということである。

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食後、ある案件の信託の疑問が解けないので、検討するのに時間を要する。先週訪問した信託会社に改めて電話してみる。午前中ならホテルにいると伝えると、調べてくれて、小一時間ほどで返信があった。
しかし目的信託の事例はないとのことである。課税上は、どうしても個別認定的になる、リスクが高いといのが、現状であった。
しかし、明快になったことで、すっきり!だ。

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午前に講演準備が十分に出来なかったので、中途半端な時間を出発時間を気を揉んですごすより予定より相当早く出発するほうが得策と判断する。
赤坂見附のデイリーマートでグラスを買い、半時ほどで東京駅前の八重洲口の22階の会場に1時間弱前に到着する。

早速、プロジェクターに接続し、講演準備資料を画面上に準備する。ところが、事務局も慣れないせいか、なかなか微妙な連携が取れていない。この微妙さは重要である。主催者になった立場の時は、これに最新の注意を払う。それがズレると、だんだん落ち着かなくなる。いわゆるやばい展開である。

そうでなくとも、今回は、出版して初めて話す内容もあるだけに緊張するし、師匠の前で話すのも緊張感を高める。

また、壁をスクリーンの代用にするというのも、会場係りを思わず疑うほどにムッときた。スクリーンが無い訳でないないのに・・・である。半ば呆れるも、ここは怒りを抑えることが大切と、それに従うことにした。やはり、主催者の直接経営の会場ではないし、有料貸し会議室でない、協賛者の会場を借りていることが影響するのだろうか?


しかし、さらにアクシデントがあった。撮影のためのマイクも無様な姿でポケットに入れなければならないというのは、動き回る私にとっては、やり難いし、現に、歩きながら何度も足元のコードを気にすることになって話し辛かった。

そもそも、直前にそんな制限を付けられるのは神経を逆撫でされるものである。その気持ちを抑えるのに苦心する。私もビデオカメラマンを8mm映画の時代も含めてプロとして経験しているが、主演者に対してそんないくつも気を使わせるデリカシーの配慮のない撮影は初めてであった。これはくどく言われたことだった・・・「主役は被写体」、カメラは被写体を活き活きとさせねばならない。

カメラマンや主催者のトップの役割を経験しているがために、却って理解できて苛立つのは、ある意味、不幸ですらある。これはホテルのサービスへの期待と不満と同様である。

ハード面の調整に時間がかかり、内容の準備の詰めができずに時間がきてしまっていた。
他にも、あって、溜まりかねた先輩は、一言、言ったように観測されたが、これは確認していない。

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お陰で、出だしは、こんな経験ないほどに不調に陥った・・・と、自覚していた。何か自分の中で噛み合わないのである。これを戻すのに小半時余りを要することとなった。これは主催者にとっても、聴衆にとっても不利益なことである。「よくぞ持ちこたえた」と、自ら褒めたい。

さて冒頭述べたのは、著作権のことである。何故ならレジュメに詳しい解説はなく、項目だけで、著作権と出版権を侵害しない条文等しか載せていないからである。
これまでも何度か書いたが、著書の内容を話してくれといいながら、著書をテキストにできないときの苦肉の策である。

共著の先輩もご夫婦で参加されて、3時間の講演後は、師匠の講演を1時間、最前列で聞く。何度か聞くお話であるが、先の某巨大メディア会社関係での意見書での経験をした身として、改めて聞くと、思わずうなずく微妙な部分について確認が取れた。

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講演後、アンケートを垣間見ると、自分が慌てていたほどには悪くなく安堵した。師匠にトリプル課税のことで質問させていただき、今回の改訂内容に間違いないことを確認できたのは良かった。

講演直後も汗だくであったが、中々汗が引かない。非常な疲労が襲っていたが、まだ来客がある。30分かけてホテルに戻り、6時からの来客と10分しかない。資料を検討し、5分前に朝食とおなじガーデンロビーの入り口でお待ちする。

その時、講演に出席して頂けた先輩から電話がかかり、本郷先生と夕食会開くので、来ないか?とのことだった。残念!これからお客様との面談と会食だからとお断りせざるを得なかった。

ニューオオタニに入るのはややこしい。案の定、6時の約束にお客様は10分ほど遅れてのお出ましとなった。メインラウンジは朝食の会場である。眼下の巨大な庭には、体長1メートルもある鯉が悠々と泳いでいた。

ここで、ポットコーヒーを飲みつつ1時間、新しい事業承継計画を提案した。投資会社と種類株式を使う方法である。信託についてもお話したが、目的信託では課税上のメリットがほとんど見込まれないとの見込みをお伝えした。
もし、前者の方法がだめなら、配当しまくる方法に行かざるを得ないかもしれないが、得策ではない。

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相談を終えた7時過ぎに、赤坂見附駅の近くの居酒屋を適当に目指して、二人で向かう。ザワタミに入る瞬間に呼び込みの女性に声を掛けられて、「日本一魚河岸」に入ることにした。三田の慶應に通う途中に同じ店があって、そこを一度だけ利用したことがある。

10時過ぎまで、ビールと焼酎を飲んで、様々な魚料理をご馳走になった。お客様・・・といっても税理士さんだが、その先生の経営方針や行動の仕方を伺うと素晴らしい方だと感心するばかりであった。

10時半近くに部屋に戻り、入浴し、諤々に疲れた体を休めて、ぼおっとしていて、そのまま日付が変わってしばらくした頃に就寝する。

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2009年06月25日 13:59に投稿されたエントリーのページです。

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