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メール返事に半日=原稿下書き+臨床試験の偶然+創業塾講演

5連休が明けて初日、7時起床。早速、メールチェックすると、先輩への返信に、さらに確認のメールが届いていたので、この返信を半日掛けて書く。これは返事であると同時に、原稿の下書き・構想と思って書く。

昼食を挟んでも没頭する。1時半から「経営計画」のお客様来社で4時過ぎまで応対する。ここで偶然、にP原稿の「臨床試験」ができることになった。しかし、ちょっと遅すぎたが・・・

社長から、先月完成した決算書を持ってこられて「そもそも恥ずかしい話だけれども決算書の読み方を教えて欲しい」と言われたことから始まる。

通常なら時間がないが、このお客様とは「経営計画指導」の契約をしているので、その一環で、総合的に指導する必要があったし、今日は3時間掛けられるので、3年余りを掛けて来月に刊行されることが決まった本を用いて、社長教育することを決意した。

ただし、まだ本の印刷は出来上がっていないの、私の原稿段階のものを読んでいただいて行うことになる。社長の、すなわち簿記の全く素人向けの、複式簿記の、しかも検定試験のためのでなく、社長業向けの経営簿記を複式で行うのである。

その壮大な実験の書が、今回のP原稿なのである。そう、正式書名も先日決まった。『パラパラめくって比べる会計』(税務経理協会刊)である。値段はまだ決まっていない。

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この原稿の、まず冒頭部分を自分のスピードで読んで頂き、自由に質問してもらうことにした。この「臨床試験」は従前からやりたかったことだが、中々出来ないでいた。その内に、原稿は既に印刷に回るまでになってしまったので、既に遅いかもしれないが・・・様々なことが分かった。

(しかし、この後、翌日に出版社から、最後の見直しが出来る旨の連絡が講演中にあり、今回の「臨床試験」が冒頭部分だけだが、役立つことになる。)

実は、これまで「臨床試験」をしようと試みたが、被験者になる人材を得ることができなかった。簿記が分かっている人では被験者にならない。分からない人、初めて接する人が、これを読んで、どう理解するか?どこで迷うか?理解が出来るか?がチェックポイントなのである。

次男が簿記を知らないので、アルバイトを頼んだが断られたし、長男は既に学んでいるし、娘は・・・しっかりした意見を期待できないし・・・大学院生は一応簿記を学んでいるので、一切の解説をせずに原稿を棒読みしてどれほど分かるかを確認する程度で留まっていた。

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さて、素人というものは、まったくユニークな存在で、思いもしない質問がされるものである。重要なのは、原稿に書いてあっても、認識されない書き方やレイアウトのため、理解されない、人間工学的確認が出来るのである。

当初、15分位で切り上げて、次の『企業再生』のビデオを見て頂こうと計画していたが、その社長からは質問が相次ぎ、予定を大幅に変更した。この自然発生的質問というのは重要視しなければならないからである。私が教育において最も重視している、「卒啄同時 (そったくどうじ)」だからである。

先日放送されたビデオを急ぎダビングしてファイナライズ化し、早速見せるも、ここでも工夫して、途中までとして次回までにその対策を、考えてもらうことを宿題とした。

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4時過ぎに終えて、4時半過ぎに、決算報告等のために社員と同行訪問。ただし、2台で向かい、署名押印の後、私だけ先に失礼し、各務原商工会議所に向う。

新車での高速道路に近いバイパスを初めて走ることになり、快適に、予定より相当早く到着し、会場でブログ整理や担当者との打ち合わせなどをする。担当者の九州講演出張旅行のお土産や、私のお教えした損益分岐点の考え方を使って講演をしている旨の報告を伺った。

トトロでの覚え方など、私のオリジナリティの部分はちゃんと私の名前を紹介しての講演を心掛けているこの仁義に感謝した。

さて、スピーカーから低音のノイズが出るため、今回はマイクなしを志願して、2時間半の講演に挑んだ。毎年、お呼びがかかるこの講座。今年はさらに参加者が増えたようで、しかも司会者が望外の紹介をしてくれたのに、気分を良くして、張り切った。

途中、アクシデントが起こった。数値を間違えたのだ。しかしこれがチャンスであることは以前ブログでも書いたし、先月の東京での会計人の集まりでの懇親会で発言した。これが講演をさらに豊かにする。

結果としてユニークな講演が出来上がる。評価は上々で講演後も名刺交換・・・と行かないのは、創業塾だから、皆、まだ名刺を持っていないのである。したがって、名刺を請求されてただ渡すだけだ。

7時から9時半までの講演で、毎年やっている「パラパラ会計」の素案の資金繰り問題は、先程のアクシデントで途中までしか出来なかったので、10月下旬に出版されるこの本を紹介して終えたところ、終了後に前にみえて、問い合わせが一杯だった。

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裸声で2時間半、大声を出したが、声が枯れることはなく、気持ちよく終えることができて、新車インサイトで快調に帰宅する。汗まみれを入浴で流し、祝杯の焼酎で気持ちよく酔い、いつか深夜に就寝する。

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2009年09月24日 00:18に投稿されたエントリーのページです。

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