7時半起床。“風の画家”と言われる中島潔氏(67歳)の鰯の『大漁』の襖絵を昨夜の『クローズアップ現代』の番組で見てその迫力に見入った。
出版社からの校正予定のメールが届いたが、出張ですれ違う可能性があるので東京講演の際に受け渡して打ち合わせのメールを送る。
2社のリスケ対策を練る。とりあえず明日の訪問先のCFと経営指標分析を行い準備をし、問題点を抽出した。
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6時から法務研究会に参加する。今夜は「特別受益」の検討である。今日は貸し金庫の話で異様に盛り上がる。色々なタイプがあるものだ。民間の貸し金庫では、使用料を現金決済できて、出し入れも24時間365日対応できるというのも知った。
懇親会では意外な情報を聞くも、それほど某先生も大変な経営なのだろうな・・・と思う。かく言う私も決して楽ではない。
帰宅後のリスケ準備と明朝が早いことから酒は飲まずに頑張った。
私は、今夜に鳩山退陣予想をしていたが、懇親会で皆が携帯電話でニュースをチェックするが、その知らせは入らなかった(結局、明朝になったのだが・・・)
近所の先生と共にタクシーで帰るが、背広も着ずに重い鞄も持たず1万円札だけ握って荷物なしで来たので5,000円の懇親会会費を支払いつり銭も5千円札だったので1,000円が出せずに、今夜はお世話になってしまった。
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入浴後、鑑賞の『爆問学問』は刑事事件の「自白」「記憶」について興味深い実験を見せられて、実証してくれた。
ゲストの青山大学の法心理学の高木光太郎教授は、いち早く冤罪の可能性を指摘したという。
自白の心理は極めて異常な精神状態ではなく、正常な精神状態ならがら、異常な環境で起こされる仕組みがよく分かった。
この原理は、講演の技術に関連するため非常に勉強になった。
つまり我々は同意なしに精神的には存在できない生き物なのであることが分かった。取調室ではその同意が形成されないため、同意が得られる方向に心理が志向してしまう結果、やってもいない犯罪を自白することになるのだ。
このメカニズムが分かっただけでも、万が一にも自分がその状況に陥った時、あり得る場合としては痴漢の冤罪が最も可能性が高いだろうが、そのような場合への危機回避とすることが出来る。
リスケ準備をして、明朝早いので、アラームを特別に2回セットして1時半に就寝する。