2日目の調査では、腰を痛めないように椅子に座らせて頂いた。昼食は、本格的カレーの「サラマンダー」で食した。そして調査は、ほぼ完璧に終わった。社長と握手した。(後日、この調査は「是認通知」を受けることになる。)
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夕刻、帰社すると、清文社の『中小企業の事業承継』の第4版の出版が決まったとのメールを頂き、先輩に報告する。
この本は、昨年来、第三版も完売状態で、書店でも見ないようになってきただけに、朗報であった。
売り切れなのに何故、増刷しないのか?これには困ったものだった。事業承継に関する本は、我らの出版の後に続いた。しかし、それがために在庫が溜まっていた。そのあおりを食って、我らの増刷が足踏みとなってしまっていた。
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他の在庫がはけるまで1年近くかかってしまった。11月1日に、以下のようなメールを書いた。
『「事業承継」に関する本は、専門家向けには数あるのですが『中小企業の事業承継』を見て
これが最適と言ってくれたのですが・・・在庫切れとも言えず、紹介をして頂くことになりました。
同書は第三版のままになっており、在庫もないことから、講演をしてもテキスト採用もできず・・・生殺し状態(?)になって、勢い月間に7~9回の講演をしつつも、事業承継や相続に関する講演が出来ない寂しい状況です。
そうこう考えておりましたら、今朝ほど共著の先生から電話があり、大学院でも、これをテキストを使っており受講生からも好評とのことで是非、4訂版を・・・をとのことでした。』
出版社からは、3週間ぶりに返信があったのだ。返事が遅い時は良い返事でないことが多いものだから、「また駄目か・・・」とすっかり諦めて、来年の計画もすっかり別の執筆を投入すべく予定を入れていた。
そして、忘れたころにあった返信にはこうあった。
『「中小企業の事業承継」ですが、本書の在庫は僅か残すほぼ品切れの状態です。ご要請にお応えできず、惜しいかぎりです。改訂のご提案についてですが、昨年来、類書の動きは鈍く、本書のみが堅実に売れ続けておりました。』と返信を貰いつつ、それでも『次回は幾分控えめが無難かと存じ、また、来年度の税制改正ほか事業承継関連など、最新情報を織り込みで刊行を望んでおります。』との、在庫を相当意識されたものであった。
しかし、これで年末年始は忙殺が予定される。これとは別に新刊と改訂版が予定されており、どうしようか・・・というほどである。またホテルに篭る生活が始まる。
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いずれにしろ、調査が無事に終えたので、ホッとして夕食後にダビング作業だけをして早々に寝る。